2009年5月19日火曜日

スリランカでは


【5月17日 AFP】スリランカの反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil Eelam、LTTE)」は17日、ウェブサイト上に声明を発表し、タミル人の独立国家樹立を求めた37年間の戦いの敗北を認めた。

 数十年に及んだ政府に対するLTTEの武装闘争では、交戦や自爆攻撃、爆撃、暗殺などにより7万人を超える死者を出した。

 敗北宣言直前、わずかに残ったLTTEの戦闘員らは、政府軍によってジャングルに追い込まれ、包囲された。

 LTTEの国際関係担当官の名前で、LTTE系ウェブサイト「タミルネット(Tamilnet.com)」に発表された声明。


「われわれの戦いは苦い結末を迎えた。最後に残された選択は、われわれの民族を殺す口実を敵から奪うことだ。そして武器を置くことにした。後悔されるのは失われた命と、さらに抵抗して持ちこたえられなかった点だけだ」

 わずか2年前には、LTTEの支配地域は島国であるスリランカ全土の三分の一近くにも及び、独自の裁判所や学校、行政サービスを保持する実質的な自治国家ともいえる状態にあった。

 しかし、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)大統領が政権に就くと、政府は大規模な軍事攻撃を開始。LTTEを最初は東部から、さらに北部から追放し、残留したゲリラ部隊を最後は沿岸部に追い込み捕捉した。


 25年にも及んだ内戦が終結したそうです。

 M.I.Aの親父が『タミル・イーラム解放のトラ』の指導者だったんですよね。確か。



 スリランカ人口の約74%がシンハラ人(主に仏教徒)、約13%は古くから住んでいる「スリランカ・タミル人」、イギリスの植民地時代にプランテーションの労働力として連れてこられたインド系タミル人が約5%(主にヒンドゥー教徒)。


LTTEのマーク。


 今回、「人間の盾」となっていた民間人からも犠牲者が出ていることから、両者の不信感はさらに溝を深めそうですね。

 さらに、軍事制圧を急ぎ強行姿勢をとったスリランカ政府に対する国際社会の批判は続いており、支援の足並みがそろわない懸念もあるそうです。

 和平定着のカギとなる復興と民族和解。その両方に困難が生じる可能性もありますね。

 戦闘地域にとり残されていたタミル系難民の人権が一刻も早く保障され、今まで対立し続けてきた両者が共生できる体制が整いますように。
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